音楽をはじめた頃は、
とにかく特別なナニカになろうとしていた。
ミュージシャン然
バンドマン然
異端
サイケデリック
狂気
でもそれはただの虚像で。
人として至極ひたむきに生きていくこと、
その姿勢を音楽に投影することを志すようになった。
生にこだわり、願わくばできる限りすこやかに。
それを放棄してまで、特別になろうとしなくていい。
人ひとりの人生
それがもうすでに充分ドラマティックなのだから。
音楽に寄り添い、争い、こころを割いてきたからこそ、
分かったことなのかもしれない。
「普通」は尊いんだよ。
ララヨウナ nyu